岩川光さんsolo liveへ
今日はお仕事前に、ケーナ奏者の岩川光さんのソロライブを聴きに、阪急王子公園駅近くの青谷音楽堂へ。
王子公園周辺は美術館や大きな公園などがあり、歩いているだけで心和むのですが、今日着く頃にはもう真っ暗。
紅葉を楽しむ時間はありませんでした、ざんねん。
岩川光さんは、お世話になっている方にCDを聴かせてもらって以来ずっと聴きたいと思い続けていた方で、今日は待ちに待った機会でした。
(一部ですが本日使われていたケーナ達。
私はちょっと平たい形のダブルフルートがお気に入りです。)
共演者のいない所謂"無伴奏"は、
演者ももちろんですが聴き手もとてもエネルギーを使うものだと思っていました。
岩川さんが舞台に出てこられてから最初のMCがあるまで、衣擦れの音も呼吸の音もさせたくない、と思ってかなり緊張しながら聴いていたのですが、
"自由に聴いてくださいね。寝てもらっても大丈夫ですよ。寝息と共演できるかもしれません。"
"耳のための短い映画だと思ってください。"
という言葉に、『この空気の揺れを取り零さないように聴かないと!!』という状態だったところから、肩の力が抜けて"たのしみながら聴く"状態へシフト。
会場全体も、張りつめていた空気が程良い緊張感に変化…。
こうして全員が自然とひとつに、集中して何かに向かっていける空気は、その中心で私たちの心を掴む岩川さんがつくりだしているんですね。
そういえば、クラリネット奏者の吉田佐和子さんが岩川さんのライブのことをブログに書いていたなーと思って遡ってみました。
佐和子さんのブログの中に、
岩川さんの音楽は、老若男女や世代といったおよそ世の中をカテゴライズするものに制限されないものだと言っていいでしょう。
日本人って経歴とか肩書きが大好きだと思うんだけど、しょうじき岩川光さんの音楽の世界はこうやって文字でいろいろと説明するのではなく、本当に実際に音で感じて欲しいなって思います。
『これは聴かなきゃわかんない』
まさにそう感じた時間でした。
とありますが、私もまさにそう感じました。
約70分、緊張と緩和を岩川さんにコントロールされながら過ごす時間は、本当にあっという間でした。
終演後は和やかに質疑応答&楽器を吹いてみようタイム!
フルート奏者の大塚ゆきさんも来られていました。
私も意中のダブルフルートだけ吹かせていただきましたが、欲しい。。
ダブルフルート情報求む。
次はぜひ岩川光トリオを聴きたい!と思いながら帰路についたのでした。
志帆
0コメント