バスクラをソロ楽器にする。

ふと、iPhoneのカメラロールを見返していて。
私の傍にはいつも楽器があるなぁ。と気付く。


『楽器でお仕事してるんだもん、そりゃそうでしょ〜』
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私にとってはこれは本当に奇跡のようなことです。


吹奏楽部に入った頃、じゃんけんとくじ引きでバスクラリネットという楽器を担当することになって、いつの間にかのめり込んで、
バスクラリネットでは音大にいけないということを知って、
教育大学の音楽学部でも、大学によってバスクラリネットを専攻楽器には出来ないという事実に出会って…。


そんな時に、たくさんの大学へ企画書を送り、相愛大学に日本初のバスクラ専攻を作ってくださったのは藤井一男先生でした。

たまたま指導にお越しいただいた先にいた1人の高校生だった私にとって、その出会いがどれだけ世界を変えるものだったか。



毎日バスクラを吹きながらお仕事ができる、この状況が当たり前になったのは、本当にたくさんの方々のおかげです。
昨日のtheater jazzyでの森下周央彌さんとのライブ中に、私はまだまだ向き合わなければいけないことがたくさんあるし、挑戦したいと、心から思いました。


私のCDを聴いてくれている方、憧れていると言ってくれる方。
私に進路を相談してくれる学生たち。

私は今でも"出来ないこと"を"出来る"に変えるために修業中の身ですが、だからこそそんな彼や彼女たちに伝えられること、自ら挑戦できることがあるんじゃないかなと、改めて思います。


自分のやりたい幅広い活動の中でも、たくさんのバスクラ吹きさんと、その周りの方々へ向けて、私だからこそ出来ることをしていきます。



志帆

ShihoYamaki Official Website

Japanese Bassclarinet Player SHIHO YAMAKI

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